七色会可児本部教室

Keiya Hyodo

2018年入社(国立岐阜大学教育学部)

生徒の人生において大きなタイミングに関わらせてもらっているので責任は大きいです。

働いてみてわかった塾講師の仕事の魅力や難しいと感じたことは?

どこまで勉強すれば、何がどうなるまで勉強をやれば、という基準がわからなかった。

難しい反面魅力と言ってもいいと思うんですけど、生徒の人生において大きなタイミングに関わらせてもらっているので、責任は大きいです。入社して1年目の時に担当した高校3年生の子だったんですが、その子の人生もまさに受験を通して変わったと言えるものになったと記憶しています。当初の志望大学は私立の中堅校だったんです。それでも高校も上位の進学校というわけではなかったのもあり目標は高く、簡単ではありませんでした。自分が受験生時代には、どこまで勉強すれば、何がどうなるまで勉強をやれば、という基準がわからなかったことがあったんです。その経験からその生徒に対しては基準をひとつ一つ明確にしていきました。このレベルの単語がわかるようになれば合格できる、この文章が今の時点で読めればいい段階に来てるよ、という感じにアドバイスを続けました。そしてそれをそれとなく徐々に引き上げていくんです。それで結局当初の志望大学は楽々、いつの間にかレベルが上の私大地域トップの大学を目指せるところまで成績を上げていきました。もちろんその子が毎回頑張って私の思いや手作りのテスト、そして基準に応えてくれていたのが一番だったと思います。最終的には第一志望を上に上げ、当初では考えられなかった大学の合格を見事に勝ち取りました。

仕事の中で一番心掛けていることは?

頼って欲しい、協力してくれる人はいるから安心して欲しい。

単に成績が伸びたな、ではなく、塾に行っているからこそ、この先生に教わったからこそ伸びたのだと思ってもらえたらと思います。塾に来ている意味を感じてもらうということは、塾や先生が伝えている勉強の仕方に素直に取り組めるようになるということだと思います。そのための問いかけや声かけを心がけています。そして生徒と正面から向き合うこと。がんばりたいという人に協力してくれる人はたくさんいます。恐れることなく助けを求め自身の向上に役立てて欲しい、そんな思いで。それは自分が大学受験生の時あまり人に頼ることをしなかった経験から、逆に今の生徒には頼って欲しい、協力してくれる人はいるから安心して欲しいということを伝えたいという思いがあります。

これから塾講師の仕事をしようと考えている人に伝えたいことやアドバイスはありますか?

この人は自分のことを認めてくれるしわかってくれる、という感覚をもってもらうこと。

生徒と信頼関係を築くことが一番大事かなと思います。生徒にやってもらうことは多分他の先生と同じだと思うんですけど、伝え方を考えています。当たり前ですけど成績を上げるためにはやっぱり勉強をしなければいけません。でも個人がその勉強をやるためには、例えば「この先生が言ってるからやろう」とか「あの人の言っていることだから」と思ってもらうことからだと思います。そしてそう思ってもらうためには、まずこちらが相手を「認めて」あげること。この人は自分のことを認めてくれるしわかってくれる、という感覚をもってもらうこと、そこから始まると思っています。

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